KATSURA YAMAUCHI  TOUR 2010

[ 山内桂 ツアー2010 金沢公演 ]

来る12月2日、ミルフォード・グレイブスやデレク・ベイリー、ハン・ベニンクなど、ジャズ/即興演奏/実験音楽の世界で名だたる音楽家たちの日本公演に関わり、2002年以降「salmo sax」という独自の方法論を掲げ、大友良英氏の協力により演奏の現場に復帰したサックス奏者の「山内桂」さんの金沢公演が開催されます。共演には、2002年に『Improvised Music From Japan』誌上で山内氏と同時期に記事が掲載されデビューしたアスナが当時頻繁に行っていたプリペアドされた独自のオルガン・システムによるソロ・ライブを久しぶりに行う予定です。加えて、地元金沢において精力的にフリー・インプロヴィゼーションの音楽家を招聘しながら自身も旺盛な演奏活動を展開し、先頃イギリス・ツアーから帰国したばかりの「島田英明」の出演が緊急決定!!!さらに、ギャラリーkapoの秘蔵っ子、新鋭・「大西恒輔」の出演も決定しました!!!

KATSURA YAMAUCHI
ASUNA
HIDEAKI SHIMADA
KOUSUKE ONISHI


山内桂 ツアー2010 金沢公演

■日時: 2010年12月02日(木曜日) /// 19:00開場 --- 19:30開演

■場所: 石川県金沢市 Kapo (金沢市小将町1-11 山越サンアートビル内)

■出演:
山内 桂 (salmo fishing association, improvised music from japan, jvtlandt)
ASUNA (senufo editions, students of decay, music related, headz, spekk, power shovel audio, lucky kitchen)
島田 英明 (Editions Omega Point, Pico)
大西 恒輔

■値段: 2,000円 / 学生 1,500円 -学生証など証明となるものを持参ください-

■チケット予約: (windowofacloudyday@gmail.com) このメールアドレスから予約を受け付けております。もちろん予約無しで当日にご来場という方でも大丈夫です!




出演者 プロフィール
■「山内 桂 (やまうち かつら)」 (www)
:1954年別府市生まれ。松山の大学でサックスと即興演奏を始め、作曲も行う。また、ミルフォード・グレイブス、ハン・ベニンク、デレク・ベイリー、トリスタン・ホンジンガー等の初来日松山公演を主催、あるいは関わる。以後23年半を会社員として過ごす傍ら、地方都市で即興演奏や自己のグループで自主的な音楽活動を続け、自身の音楽を磨く。'02年10月以降音楽活動に専念し、音そのものの響きと細胞レベルのコミュニケーションによる独自のサウンド・アート"salmo sax"をソロを中心に国内外で展開中。その音は刺激的で、どこかなつかしい。'08年、"salmosax ensemble"。'09年、salmosax ensembleワークショップを開始。
"Salmo Sax"




■「ASUNA (アスナ)」 (Senufo Editions) (Students of Decay) (Music Related) (HEADZ) (Spekk) (Power Shovel Audio) (Lucky Kitchen)
:1999年から古いリード・オルガンとエレクトロニクスによるドローンを主体として制作された数々のカセット・テープ作品が、ロス・アプソン?や、クララ・オーディオ・アーツといったレコード・ショップにおいて話題を集め、2003年スペインのラッキー・キッチンよりアルバム"Organ Leaf"を発表し、CDデビュー。それと前後して発表されていた、語源からその原義を省みた「機関・器官」として解体されたリード・オルガンのモーターとリード蓋の固体振動をピックアップすることによって制作された作品"Each Organ"によって『Improvised Music from Japan』誌上でも音源やインタビューが取り上げられ、その後インスタレーション作品の展示でも注目を集める。以降、アメリカ、イタリア、日本のレーベルから多数のアルバムを発表し、ドイツ、ベルギー、アメリカ、韓国など海外でのツアーにも招聘されるなど、国内外問わず活動の幅を広げている。
"flowers"   "THIS"




■「島田 英明 (しまだ ひであき)」 (myspace)
:1980年代よりヴァイオリンの即興演奏を開始する。85年、電子変調されたヴァイオリンのテープ音楽プロジェクト「アジャンスマン」を開始。2000年から2003年まで、Lethe-Voice Festival(名古屋)で、桑山清晴、水谷聖らと協同演奏。2009年、金沢21世紀美術館開館5周年記念展「愛についての100の物語」に出演。近年は即興演奏のライブも試み、リング変調されたヴァイオリンでも演奏している。これまでにリリースされたCDは「Viosphere」(1991)、「Boxe Consonantique」(2001)など。
"Boxe Consonantique"




■「大西 恒輔 (オオニシ コウスケ)」
:ラップトップや多数のエフェクター、エレクトロニクスを中心に鍵盤類やギターなどの演奏と組み合わせ、ノイズからアンビエントエレクトロニカ、電子音響、さらには歌モノまでを行き来する、金沢音楽シーンの新鋭。