SUN CIRCLE / BEN VIDA / GROUPER JAPAN TOUR 2010
[ Sun Circle / Ben Vida / Grouper JAPAN TOUR 2010 ]
来る10月25日、3組もの海外からのアーティストを迎えてのエクスペリメンタル・ミュージック・フェスティバルがここ金沢にて開催されます。昨年の来日公演での驚愕のパフォーマンスが記憶に新しいグレッグ・デイヴィスによる瞑想的ドローン・サイケデリア・ユニット「サン・サークル」が初来日!!!さらに、タウン・アンド・カントリーやジョン・オブ・アーク周辺などのメンバーとして長らくシカゴ・シーンで活躍したギタリストでもあり、ソロ名義のバード・ショウとして新たな音楽的側面を探求する「ベン・ヴァイダ」が本名名義での来日!!!加えて、アニマル・コレクティヴとのツアーによって現在注目度俄然急上昇中の女性アンビエント・フリーク・フォークな音楽家リズ・ハリスによる「グルーパー」が待望の初来日!!!以上3組の来日金沢公演が実現。また、地元金沢において精力的にフリー・インプロヴィゼーションの音楽家を招聘し、自身も近年の旺盛な演奏活動によって活躍する「島田英明」が出演。さらに、グレッグ・デイヴィスのAutumn Recordsから過去に作品を発表し、昨年のツアーにも同行した「アスナ」が、海外での作品発表を中心に活動する美術作家でありサウンド・アーティストの「佐藤実(m/s,SASW)」と、解体されたオルガンとガラス管の自作システムによるデュオでの出演が決定!!!またと無いこの機会、ぜひお越し下さい。
SUN CIRCLE (Greg Davis & Zach Wallace)
BEN VIDA (Bird Show, Town and Country, etc.)
GROUPER (Liz Harris)
HIDEAKI SHIMADA
MINORU SATO (m/s, SASW) + ASUNA
■ Sun Circle / Ben Vida / Grouper Japan Tour 2010
■日時: 2010年10月25日(月曜日) /// 18:00開場 --- 18:30開演
■場所: 石川県金沢市 Kapo (金沢市小将町1-11 山越サンアートビル内)
■出演:
■ Sun Circle (from Vermont and Montana) (Lichen, Music Fellowship, Important)
■ Ben Vida (from New York) (Kranky, Boxmedia)
■ Grouper (from Oregon) (Root Strata, Soft Abuse, Type Records)
■ Hideaki Shimada (Editions Omega Point, Pico)
■ Minoru Sato (m/s, SASW) + Asuna (Senufo Editions, Spekk)
■値段: 2,000円 / 学生 1,500円 -学生証など証明となるものを持参ください-
■チケット予約: (windowofacloudyday@gmail.com) このメールアドレスから予約を受け付けております。もちろん予約無しで当日にご来場という方でも大丈夫です!
■関連CD取扱い店: リュケリ
■協力: EUジャパンフェスト日本委員会 / F融合科学研究所 / Theater Angelus
■ 出演者 プロフィール
■「Sun Circle (サン・サークル)」 (www) (myspace)
:クラシック/ジャズ/アメリカーナな様々なギター奏法とコンピューターでの電子音楽のハイブリッドによって世界中のエレクトロニカ愛好者たちの話題を席巻し、その後フィールドレコーディングやインプロヴィゼーションのプロジェクトを展開しながら、よりディープなドローン主体の音楽性への広がりを見せ、世界各地でのライヴパフォーマンスや、Kranky、Carpark Recordsを始め数多くのレーベルからアルバムをリリースしているヴァーモント州バーリントン在住のグレッグ・デイヴィス。そんな彼が、Memorize the Skyなどでの活動や、トニー・コンラッドやアンソニー・ブラクストンなどとの共演経験も持つ、モンタナ州在住のザック・ウォレスと結成したユニットが『サン・サークル』。「サイコアコースティック・ミニマリズム」と「サイケデリック・マキシマリズム」をテーマに、ヴォイス、オルガン、弓、パーカッション、自作楽器、民族楽器などを用いて、恍惚的で大音量のドローンやトランシーで楽園的なノイズを奏でる。
"Lessness"
■「Ben Vida (ベン・ヴァイダ)」 (www)
:唯一無二の強固な音楽性を誇ったシカゴのタウン・アンド・カントリーのギタリストとして知られ、シンガーやセントラル・フォールズ、ピロウ、さらにジョン・オブ・アークのメンバーとしても八面六臂の活躍をみせるベン・ヴァイダ。近年はソロ・ユニットのバード・ショウで数多くの様々な生楽器を操り、それらとフィールドレコーディングや電子音が一体となるような有機的なサイケデリアを展開。現在ブルックリンに拠点を移し、元ブラック・ダイスのバルーチャ・ヒシャムによるソフト・サークルのメンバーとしても活動している。今回は初のソロ名義での来日ツアーとなる。
"Untitled" "Mpls."
■「Grouper (グルーパー)」 (hp)
:グルーパーことリズ・ハリスは、柔らかなギターのストロークとウーリッツァー、そして繊細で幽玄なヴォイスを深いリヴァーヴに埋めるようなサウンドを特徴とするポートランド在住の女性アーティスト。元ディアフーフのロブ・フィスクが主催するレーベルFree Porcupine Societyより2005年にリリースした「Way Their Crept」以降、その真夜中を思わせるような妙なる音楽が評価され、瞬く間にアンダーグラウンドミュージックにおける注目すべき存在となった。ウィリアム・バシンスキーを思わせるドローンと、それに乗る息遣いも生々しい彼女の歌声は、世界中の音楽ファンを魅了している。その後も順調に作品をリリースし続け、Xiu Xiuやヤンデックとのコラボレーション、アニマル・コレクティヴとのアメリカツアーなどを果たし、本国アメリカでも急激に注目度が上昇している現在最も見逃せない音楽家のひとりとなった。そんな中、待望の初来日が決定!!!
"Hold/Sick"
■「島田英明 (Hideaki Shimada)」 (myspace)
:1980年代よりヴァイオリンの即興演奏を開始する。85年、電子変調されたヴァイオリンのテープ音楽プロジェクト「アジャンスマン」を開始。2000年から2003年まで、Lethe-Voice Festival(名古屋)で、桑山清晴、水谷聖らと協同演奏。2009年、金沢21世紀美術館開館5周年記念展「愛についての100の物語」に出演。近年は即興演奏のライブも試み、リング変調されたヴァイオリンでも演奏している。これまでにリリースされたCDは「Viosphere」(1991)、「Boxe Consonantique」(2001)など。
"Boxe Consonantique"
■「佐藤実 + アスナ (Minoru Sato + ASUNA)」 (minoru sato) (asuna) (senufo editions) (spekk)
:80年代末より"m/s"名義で物理現象と概念に焦点を当てたインスタレーション作品の制作や研究などを国内外で行い、"S.A.S.W."名義では定常波/音に関する探求作品を制作してきた元WrKの佐藤実。改造、解体されたリードオルガンを主軸にスペインやアメリカ、日本など国内外問わず様々なレーベルよりアルバムを発表してきたASUNA。2004年より、ガラス管を用いた空間の自然共鳴周波数を増幅する佐藤による独自のシステムを、ASUNAによる解体したリードオルガンの固体振動と空気振動をそれに共鳴させるライブ活動を展開。2007年には1st.アルバム『Texture in glass tubes and reed organ』(Spekk)をリリース。今年2010年にはイタリアから2nd.アルバム『One as Two -Music for glass tubes and reed organ-』(Senufo Editions)をリリースしたばかり。この2人に沖啓介を加えたユニットVALVE/MEMBRANCEにて、ドイツはベルリン「Transmediale 08」のアワードにノミネートされ、同年さらにベルギーはコルトレイクでの「Happy New Ears 08」に招聘されるなど国外での活動も注目されている。
"One as Two" "Texture in glass tubes and reed organ"